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2023年09月11日
一論語一『不 言 実 行』
Action before words,
一寺田寅彦一
科学者になるには自然を恋人としなければならない。自然はやはりその恋人にのみ真心を打ち明けるものである。
一ヴォルテール一
自然は常に教育よりも一層大きな力を持っていた。
Nature has always had more force than education.
一モンテーニュ一
賢者は自然の富を熱心に求める。
一ハイネ一
思想は目に見えない自然。自然は目に見える思想。
一山路愛山一
日本人は、古きより美しくやさしき自然に育てられて、美しくやさしき詩人たるべく養われたりき。
一山岡鉄舟一
自然は教師なり、自然を眺めて学び、自然に即して考える。
23年前の9月11日(月)12日(火)
東海豪雨の日
私は、スタッフと共に一社にあるJさち校の小中部で勤務していた。
他校舎で勤務しているジェフさんからの電話!
「外を見てっ!」
滝の様な雨!
これは大変なことになる。
子どもたちは、このまま帰さない!で!とスタッフに指示。
一番遠方から来ている生徒に注目!三重県津市から通っている東海中学生
しかし、いつの間にか私たちの間をすり抜けて地下鉄で家に向かう!
後で知ったのは、名古屋駅から、先には、行けなくなり、足止めとなる。
ケータイのない頃である
外の道路はまるで川のようにみるみる水位が上がっていく。
マンフォールからは、水が吹き出しまるで噴水の様である。
あっ!!!クルマがマンフォールに突っ込んだ!!
スタッフ二人が上半身裸になり、マンホールの中に頭を突っ込んだクルマの救出に急ぐ!
無事を祈る私!
そんな中、たくさんの保護者の方々が、お子様を迎えに来る!
気をつけて!無理しないで!大丈夫!先生もここにいないで!の声が飛び交う中
二人がずぶ濡れになり戻ってきた。
助けました!
お礼に1000円頂きました。!!?!
いい事しました!という笑顔に、彼らの勇気に、頭が下がる!
あのままマンホールの中に、、、と考えると身体が震えた。
最後に私と娘が、地下の駐車場に置いてある我がクルマ!て移動可能なのか?
さらには、道を隔てた少し高台にある高校部は
我が指示通り行動し大丈夫なのか、高校生と予備校生は無事で帰宅できたのであろうか!
[その間、ジェフさんの指示が、黒電話で続く。]
の思いが交錯している中で
我がクルマに娘と二人、何とか、川になった道路を慎重に運転して高台の
高校部にたどり着ついた。
こちらの道路は、濁流の中ではなかったが、、、
全生徒の帰宅を確認しました!との報告を受け、無事に帰る様にスタッフに伝え、彼らの全ての姿がみえなくなった時!娘と共に安堵した。
私と娘は、教室三階の中の一階で泊まる事にした、面談室に二人!
新聞をかけて横になった!新聞の温かさにホッとした。
外の豪雨の音で眠りは浅い!
我が家に帰宅するにも、あの庄内川が氾濫!
高速道路もストップ!
朝!ドアの向こうに、東海生たちが見に来てくれた。
「先生!大丈夫ですか!
帰れなかったですよねぇ
教室でお泊まりになったかを確認してきて!と親も同じ考えなのですっ!」
この生徒たちの声で、我を取り戻したのである
2000年!9月11日(月)の夜の出来事から
23年が経つ、
今日も9月11日、月曜日である
2001年9月11日
あのニューヨーク テロ!
2011年3月11日
東日本大震災!
生きている事、元気に学校に行ける事、喜怒哀楽のある日常、に深く感謝する9月11日の朝、娘の淹れたコーヒー☕️をゆっくり愉しむ。
森幸子記
追伸
小中部の駐車場は地下!
しかし、雨の濁流の勢いで、地下には雨が入ってこなかったのです。
幸運でした!!
こんな事もあるんだ!との思いは、後になって湧き出てきたのです。