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2024年05月23日
一仏教聖典一
幸福は いくら分け与えても減らない
Happiness never
diminishes by being
shared,
一キング牧師一
疑わずに最初の一段を登りなさい。階段のすべて見えなくてもいい。とにかく最初の一歩を踏み出すのです。
一松下幸之助一
人は何度やりそこなっても、「もういっぺん」の勇気を失わなければ、かならずものになる。
一手塚治虫一
人を信じよ、しかし、その百倍も自らを信じよ。
■手塚治虫の母の言葉
「お母さんはあなたの第一号のファン」
例えば、軍人の娘として厳しい躾を受けて育った文子は、幼少期にいじめられっ子だった治虫に「堪忍(かんにん)しなさい」「我慢しなさい」と常に言い聞かせていました。
後に治虫は、「癇癪持ちだった自分が大人になって何とか腹の虫を抑えることができたのは、母から教わった忍耐のおかげかもしれない」と言っています。彼の中で母の言葉がどれだけの重みを持って響き、心に長く残っていたかがよく分かるエピソードです。
文子も学校に呼び出されて、漫画を描くのを止めさせるように怒られます。ところが、家に戻ってきた文子は、「どんな漫画を描いているのか見せてちょうだい?」と尋ね、治虫が持ってきたノートを何も言わずに最後までじっくり読み、こう言いました。
「治(治虫の本名)ちゃん、この漫画はとても面白い。お母さんはあなたの漫画の、世界で第一号のファンになりました。これからお母さんのために、面白い漫画をたくさん描いてください」。
絶対肯定の愛が、子供の才能を伸ばす
その後も、医学部に進んだ治虫が医学と漫画の両立に悩んで、母に相談すると、「あなたは漫画と医者のどっちが好きなの?」「漫画です」「じゃあ、漫画家になりなさい」と、あっさり答えたそうです。
普通の親なら「漫画家になって生活できますか? 医者になりなさい」と答えますね
そうですね(笑)。「いまのあるがままのあなたでいいのよ」という損得を顧みない、絶対肯定の無条件の母の愛が治虫の才能を伸ばし、天才を育てたのです。
子どもが自分に自信を持つ自尊感情は、親から褒められることによって育っていきます‼️
私たちは親を褒めてあげる‼️
というのは、自分が褒められた経験がないと、子どもをうまく褒めることができないからなんですね。それに何よりも褒めることで親が元気になって、また子育てを頑張れるんです。
(本記事は『致知別冊「母」』より一部抜粋)
P.S.
致知出版社
人間学を探究して四十六年
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